【旅log】山林のせせらぎが気持ちいい『寒川水源』へ水源巡りツーリングへ行ってみた!!

旅log

今回は思い切って熊本県南へ「旅log」の水源巡りツーリングに行ってきました。
相棒「ジクサーSF250(愛称:ジク助)」と熊本を中心に九州の魅力を発掘・紹介しています。
今回、紹介させていただくスポットは『寒川水源(さむかわすいげん)』です。

今回の水源は「くまもと名水百選」に選定されています。
場所は、鹿児島県との県境にある水俣市という場所にあり、熊本市内からだと流石に長距離の水源になりますが、遠出してこそ出会える水源だったと思います。

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【熊本県】県境の秘境と感じる「寒川水源」

2020年の豪雨被害で被災した「人吉市」より、さらに南に進んだ場所に水俣市は位置します。
水俣市の南は、鹿児島県の出水市という位置関係です。

今回、GWで特に遊ぶ予定も無かったのでソロでツーリングと称して行ってきた水源です。
森の斜面より流れ出ている水源で、大自然の中にある水源は「夏の暑い日」などにはもってこいの水源ではないでしょうか。

※今回、カメラの設定で日付が付いていることをご了承ください。

いつものように今回も「阿蘇くまもと空港」からツーリングスタートです。
と言いつつも、距離にすると高速道路や自動車専用道路を巧みに使っても『106km』と初の100km超えのツーリングにあります。

高速道路・自動車専用道路区間だけでも「80km」以上あり、ジクサーSF250でこれほど長い高速域での走行は初めてでした。
と言いつつも、高速道路や自動車専用道路は合流エリアだけ気を付ければ比較的に気を使わないので、かえって下道を100km走るより楽な気もしないではありませんでした。

「寒川水源」の所在地
〒867-0281 熊本県水俣市久木野531
駐車場:有り (併設する寒川水源亭と同じ駐車場です)
取水料金:無料(賽銭箱がありました)
トイレ:無し(寒川水源亭にはあると思います)

隣に『寒川水源亭』という流しそうめんのお店がありました。
私が水源に訪れたのが11時過ぎくらいだったので、帰る頃に多くの方がお店に訪れていました。
リサーチ不足で申し訳ありませんが、きっと有名なお店なんだと思います。
機会があれば訪れてみたいです。

『寒川水源』の地図

周辺には、多くの水源があるようです。
本当は、一気に巡りたかったのですが時間の関係上「寒川水源」のみの水源巡りです。

【水源】寒川水源までの経路のご紹介

ルートと言っても熊本市内からなら迷わずに高速道路を使われることをおススメします。
実際に私も「益城熊本空港IC~八代JCT~水俣IC」と高速道路(一部自動車専用道路)を使って水源までたどり着きました。
下道(国道3号線)を南下して八代市を通り過ぎて国道286号線をツーリングすれば可能ですが、さすがに下道だと3時間以上かかるので、やはり高速道路は必須になると思います。

おすすめ休憩SAは「宮原SA」

高速道路のサービスエリアのおススメ休憩場所は、「宮原SA」ではないかと思います。
熊本から鹿児島や人吉に行く際によく使うサービスエリアです。
九州自動車道路の最南端の24時間営業GSがあるのも「宮原SA」です。
なので、九州南部へ高速で通行する際は、覚えておくと何かと便利です。
数年前に改修工事をされていて、サービスエリアも綺麗になっているので休憩するにはちょうどいいと思います。

八代JCTから「南九州自動車道」へ

高速道路に話を戻して、法定速度でボチボチ南下していくと、『八代JCT』が「八代IC」を過ぎてすぐに現れます。
九州自動車道の本線を行くと、人吉市や鹿児島県・宮崎県へ続いています。
今回の水源がある水俣市は「南九州自動車道」への進路になります。
そのまま南下するのですが、「八代JCT~日奈久IC」までは有料区間です。それ以降「水俣IC」までは無料区間になっています。

南九州自動車道・無料区間は、本線とは制限速度が変わりますので注意してください。
車線も1車線になったり2車線になったりとしますので、バイクでの走行は本線の九州自動車道より気を使うかもしれません。

目印は「寒川水源亭」の看板を頼りに進みます

上記のような、大まかな案内看板もありますが、やはり細い道の分岐などはわかりにくい印象です。
ただし、近づくと「寒川水源亭」の案内看板がところどころにあるので、大丈夫だと思います。

せっかくなので、googleマップを載せておきます。
分岐や曲がり角なのに「寒川水源亭」の案内看板があります。
これを頼りに進めば大丈夫です。

比較的、初めてでも迷うことはないと思います。
実際、私も「寒川水源亭」の看板のおかげで迷うことなく順調にツーリングすることが出来ました。

水俣の代表する水源『寒川水源』

駐車場にバイクを止めるとすぐに水源の看板があり、駐車場から水源までの距離も短くて手軽に行ける水源です。

水源の水は、年間を通して14℃と安定していて冷たい水を楽しめます。
今回から、デジタル温度計で水温を調べると皆さんにも参考になるかと思い、デジタル温度計を取り入れました。

案内看板の記載には、村おこしに「そうめん流し」を昭和36年からしているそうで、村おこしの草分けらしいです。

岩肌から湧き出る水源は、冷たくて自然の凄さを感じました

山林の岩肌からこんこんを湧き出る水は、ため池の底から湧き出る水源とは違った凄さがありました。
岩肌から湧き出る水のすぐ上には、草木がそびえています。
まさに岩肌の隙間から水が湧き出ている光景は、遠くまで来た甲斐があるってもんです。

水温も計測すると、「14.2℃」となっているので触ると気持ちよくて夏場などは涼しいのではないでしょうか。

せっかくなので、駐車場でコーヒーブレーク

本来は、きちんとした休憩所がある時に「コーヒー」を入れるのですが、今回は駐車場の際でコーヒーを入れさせていただきました。

たまたま、私が訪れた時は誰もいなかったので、静かな駐車場でコーヒーブレイクです。
毎回思うのですが、水源から汲みたての水で淹れるコーヒーがおいしいのは当たり前です。
当然、「寒川水源」の水もまろやかでおいしいコーヒーをいただくことが出来ました。

食事やお土産に「寒川水源亭」・「道の道 芦北デコポン」など

今回もソロでの水源巡りなので「そうめん流し」は断念しましたが、ヤマメ料理やそうめん流しを食べれるそうです。
期間があるようで、調べてみると「5月~9月」のシーズン営業のようなので、気になった方は事前にチェックする事お勧めします。

また、南九州自動車道の「芦北IC」のすぐそばにある『道の駅 芦北デコポン』でお買い物やお土産を買うことが出来ます。

写真を取り忘れましたが、私は娘と嫁に「デコポンプリン・デコポンジュレ」を買って帰りました。
少し食べましたが、おいしくてお土産には喜ばれるのではないかと思います。

【まとめ】水俣の隠れたの名水源『寒川水源』でした

今回訪れた水源は、南九州地方の隠れた水源ではなかったかと思います。
調べてみると、標高901メートルの大関山という山の標高300メートルの山間からの地下水が湧水している水源らしい。
先ほどにも紹介した『寒川水源亭』は、地域の婦人会が支えているお店らしいです。
肝心の水源も、年間を通じて一定の14℃の水が1日当たり3000トンもこんこんと湧き出ており、その冷たさから「寒川」という地域の名前の由来になっているそうです。

現在、地方・田舎は過疎化が進んでいます。
このような水源の維持管理を当然ですが地元のボランティアの方に頼っています。
若い方も参加しているでしょうが、やはり地方の水源は高齢の方が主体で維持管理しています。
一つでもこのような素晴らしい水源が維持管理されていくことは、地域の貢献だけでなく活性にもつながっていくことを切に願います。

【それRONの勝手に水源評価】
  • 水源名:寒川水源(熊本県)
  • アクセス     :★★★☆☆(水俣ICからは比較的に近いです)
  • 駐車・駐輪スペース:★★★★☆(非常に整備された駐車場があります)
  • 取水の手軽さ   :★★★★★(駐車場からも近い)
  • 周辺施設の充実さ :★★★★☆(ぜひ「寒川水源亭」へ)
  • リピートの可能性 :★★★★☆

総合評価:80/100点

水源巡りで一番気を付けていることですが「立つ鳥跡は濁さず」「来た時よりも美しく」の精神です。
せっかく、このような水源を維持管理されている方々に迷惑を掛けないようしたいもんです。

実は、2020年の人吉地方を襲った豪雨災害の影響をこの地域も少なからず受けています。
上記の写真にある通り、「緑のフェンス」が曲がっています。おそらく倒木が当たったんだと思います。
あのような豪雨災害の影響を受けても水源が枯れることもなく、周辺の農作物の大事な水として湧き続けています。
寒川水源の下流には、『日本棚田百選』にも選ばれた石積の棚田が広がっています。
当然、寒川水源も『くまもと名水百選』に選ばれている素晴らしい水源です。
いつまでも、地域に愛される水源であってほしいものです。

気になった方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

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