【飛距離】数年前のドライバーと最新のドライバーの飛距離

ゴルフネタ

サラリーマンゴルファーの多くがかなり早いサイクルで買い替えるクラブはドライバーではないでしょうか。
毎年と言っていいほど、メーカーは最新のドライバーを投入してきます。
テレビで見るツアープロの人たちが、最新のドライバーできれいな放物線でかっ飛ばしていきます。

今回は、そんな最新のドライバーって数年前のドライバーとどのくらい飛距離差が出るのか皆さんに真実をお教えできたらと思います。

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【驚愕の真実】最新と数年前のドライバーの飛距離

やっぱり、まっずぐ飛ぶのなら飛距離はあったほうがいいですよね。
セカンドで打つ番手が2番手短い距離になるだけ、グリーンに乗る確率もアップしますしね。そう考えると、プロにとっての飛距離とは武器ですよね。
それなら、あのプロが使っている最新のドライバーに買い替えてか飛ばそう。
おそらく、ゴルフショップに行ったら間違いなく定員さんに最新のドライバーを薦められて、ついつい買っちゃいますよね。

ただ、あなたが持っている「数年前のドライバーと最新のドライバーはどちらが真っすぐ遠くへ飛ぶのでしょうか?」と聞かれれば
驚愕の真実ですが、その答えは「数年前に買ったドライバー」のほうが平均飛距離は上の場合が圧倒的に多いです。

【ゴルフショップ】最新クラブを打ち比べてるだけ

そんなこと言っても、ゴルフショップのシュミレーションでは真っすぐ飛んでたんですけど、打った中で一番飛距離と方向性が良かったから。
なんて回答が返ってきそうですが、それって店内にある最新のドライバーを打ち比べただけですよね。
自分のドライバーを引っさげて、店内の最新ドライバーと打ち比べたわけではないですよね。

自分は、ゴルフショップに自分のドライバーを持ってきて打ち比べて買う人なんて見たことないです。
もし、そんなことをしたらそのお客さんは最新ドライバーを買わないでしょうね。
普通に考えてみてください、練習場で友達のクラブと自分のクラブを打ち比べたら平均飛距離は自分のクラブだと思いませんか。
店内のクラブだけを試打っているということは、友達のクラブを打ち比べているのと同じなのです。

【反発係数】ドライバーヘッドには基準ある

メーカーがあらゆる技術を駆使して開発をしていますが、反発係数というゴルフクラブに関するルールで、0.830までと定められています。
0.830を超える場合はルール不適合クラブとされますので、競技等で使用することは禁止されています。
なので、一般的にゴルフショップなどで市販されているドライバーは、ほとんどルール適合クラブを販売しています。
このルールは2008年1月より施行されていますので、それ以降のドライバーは基本的にほぼ同じ反発係数だと思っていただいて構いません。

大きなくくりで言うと、2008年から現在までのドライバーは反発係数による飛距離アップは進化していないことになります。
なので、数年前のドライバーヘッドと最新のドライバーヘッドでは、飛ばすというポテンシャルはほぼ一緒だということです。

【進化の正体】スイートエリアとシャフトの進化

※画像はイメージです

では、なにが進化しているのか?それは「スイートエリアの拡大化」です。
俗にいう「芯」が広くなったのです。その「芯」が広くなることによって、少し「芯」を外しても飛距離が落ちにくくなったのです。
ドライバーヘッドの真ん中だろうが、少し下目でヒットしようが飛距離が変わりにくくなったことによって、ヘッドスピードなりの飛距離になりやすくなったのです。

また、進化として「シャフトの進化」も飛距離に大きく貢献しています。
数年単位で、シャフトのヒット商品(ランバックス・ディアマナなど)が生まれるのはシャフトが少しずつ進化している証拠です。

【実際】打ち比べてみてください

例えば、テーラーメイドのM3,M4とSIM、SIM MAXを同じシャフトで打ち比べてみてください。
平均飛距離はアップするかもしれませんが、最長飛距離はほぼ同じだと思います。
変わっても±5y程度だと思います。(この程度は、誤差の範疇です)
230~250yくらい飛ばす方にとっても、±5yなんて無いに等しい数字です。
※打ち比べようと、中古ショップに行ったら断られました(撮影NGだそうです)

先日、某中古ゴルフショップにて、試打をしてきました。(室内のシュミレーションでの試打です。)
測定時の自分のヘッドスピードですが、「H/S:平均48m/s」で打ってみました。
公平にするためにロフト・ポジションを同じにして、純正シャフト(フレックスS)で試打させてもらいました。
最初のテーラーメイドM4ドライバーの平均飛距離は、279yでした。
対して、テーラーメイドSIMドライバーの平均飛距離は、271yという結果です。
自分の場合、テーラーメイドM4は友達が持っている関係で試打したことがあるせいか、SIMドライバーより飛びました。
方向性に関しても、ほとんど変わらないので、店員さんも売りにくそうな感じでしたね。(店員さんは、ガッツリSIMドライバーを売り込んできたから)

【まとめ】数年前の慣れたドライバーがBESTです。

上記の試打で書いていますが、今まで慣れ親しんだドライバーより最新のドライバーのほうが飛ぶなんてことは、ほぼほぼありえないと思っていただいて良いと思います。
10年前のドライバーと最新のドライバーを比べれば、さすがに10yくらい伸びるかもしれませんが、それでも10yくらいだと思います(10yは誤差の範囲かも)
ゴルフメーカーが開発で使うロボットなら違いも出るでしょうが、生身の人間なんて今日と明日と明後日のヘッドスピードなんて同じじゃないし、体調だって違います。

ゴルフメーカーのキャッチコピーに「+○yの進化(当社比)」的なものを見かけることがありますが、仮に毎年3ヤード伸びるなら10年で30yも伸びるはずです。
もし、ツアープロたちが10年で30yも伸びたらゴルフ場を作り替えないといけませんよね。(一部のツアーで使うゴルフコースではティーグランドが改修されているケースがあるのも事実ですが)

スマホやパソコンのように、進化のスピードが速い分野では数年前より最新のほうが購入後、より長い時間使用可能だと思います。
ゴルフという道具に限っては、「そのクラブになれないといけない」「そのクラブになれるのに多少時間が必要」等々考えると、数年前のドライバーが一番飛ぶクラブになるはずなのです。

よく、毎年のようにドライバーを買い替えている方がいますが、ゴルフメーカーの販売戦略にハマっているだけなのかもしれませんよ。
よく「ツアープロは、毎年変えてるじゃん。」って言われましが、自分は「あなたは、ツアープロのように毎日練習してすか?体調管理してますか?」と聞きます。
さらに「あなたは専用のコーチを付けてスイングチェックやゴルフメーカーと打ち合わせしながら使っていますか」とも聞きます。
ツアープロが使っているのは、「最新クラブをベースにカスタムされた、世界に1本しかない特注クラブ」だということを理解しましょう。

もし、数年前に購入したドライバーが皆さんのゴルフバックに刺さっているならば、そのクラブがあなたにとって一番飛ぶクラブだと思います。

追伸:こんな記事書くと、メーカーに怒られそうです。。。

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