今回も熊本県南(八代・球磨地方)へ「旅log」の水源巡りツーリングに行ってきました。
相棒「ジクサーSF250(愛称:ジク助)」と熊本を中心に九州の魅力を発掘・紹介しています。
今回、紹介させていただく水源は『さくらの雫(さくらのしずく)』です。
今回の水源は、平成22年に「くまもと名水百選」に選定されています。
水源は鳥越峠の途中にあり、以前紹介させていただいた『峠の岩清水(宇城市小川町)』の水源によく似ている印象です。
峠道にある水源は、このようなタイプの水源が多いのかもしれませんね。
【熊本県】峠道の休憩スペース「さくらの雫」
2020年(令和2年)7月の豪雨被害で被災した人吉の北西側に位置している水源です。
前回紹介した「寒川水源」より少し北側に位置します。
依然として、この地域一帯は豪雨災害の爪痕が多く残る場所がかなり多く、川沿いの道路を走るとまだまだ爪痕がい多いです。
今回の「さくらの雫」も一部に被害があるようです。
今回はのんびりツーリングをしたかったので、高速道路を使わずに下道でのツーリングを楽しみました。
スタート地点は、何度か紹介されている「JR熊本駅」からのスタートです。
特に大きな寄り道をしなければ、片道が65kmの「のんびりソロツーリング」です。
県道60号線を八代~芦北を結ぶ峠道にあります。
何にもない山林にポツンとありますので、「おぉ~、ここか!!」とびっくりすると思いますよ。
『さくらの雫』の地図
すごくおいしい水だったのですが、googleマップでのクチコミ件数が少なめなので、隠れた名水なのかもしれませんね。
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【水源】「さくらの雫」までの経路のご紹介
特にこだわりなどが無い場合は、高速道路を使用することをおススメします。
熊本市内からでも65kmほどあります。高速道路を利用して、無料の自動車専用道路(日奈久IC~田ノ浦IC)を使うルートのほうが、早いし明らかに便利です。
今回のツーリングは、下道のんびりツーリングを予定していましたので、『国道3号線~県道272号線~県道60号線』と、熊本県をひたすら南下するツーリングをしました。
おススメ休憩「道の駅 竜北」
氷川町にある「道の駅 竜北」です。
こちらは、熊本市から下道で30km弱の場所にあります。
今回の水源までのちょうど中間の位置にあり、下道で八代や芦北・水俣方面に行かれる際はトイレ休憩などにもちょうどいい道の駅です。
休日は午前中から車が多く止まっていたので、それなりに混雑しているのでしょうね。
下道なら日奈久温泉もいいかも
八代市の中心地を南下すると、「日奈久温泉」があります。
昔から有名な温泉地で、この地方の「日奈久ちくわ」は有名な熊本の名物です。
私はバイクでツーリングということもあり、今回は「日奈久ちくわ」の購入を諦めました。
日奈久ちくわが売っているブースは、『冷蔵エリア』です。
さすがに日差しをダイレクトにうけるバイクでは、保存方法に問題がありそうなので、諦めました。
目印が無いので、事前にナビなどに登録をおすすめします
県道60号線に入ると、このような山林が続く道なので、目印や案内が欲しいところですがありませんでした。
もしかすると見落としているかもしれませんが、見落とすような看板なら初めての方には厳しいですからね。
ただ、県道60号線にさえ入れれば道沿いにあるので安心です。
安全に配慮しながら県道60号線に入りましょう。
八代の大自然の水源「さくらの雫」
水汲み場の前に数台止められるスペースが駐車場になっているようです。
この水源は百済来川というこの地点から北部に流れる川の源流水だそうです。
元々は、山の崩壊を防ぐために地下水を抜き取ってろ過されている水だそうで、地元では有名な名水です。
辺り一帯は、山林に囲まれていて行き交う車も少ないので、かなり静かで自然あふれる水源だと感じました。
また、平成22年に「熊本県平成の名水100選」に認定されています。
熊本にはこのような水源がほんとに多いので、水源巡りが楽しいはずですよね。
湧きっぱなしの水源の温度は、『15.7℃』となっていました。
撮影当時の気温が30℃くらいだったのもありましが、暑い季節には十分すぎるくらいの冷たさでポリタンクに汲んだ水をがぶ飲みしてしまいました。
恒例のコーヒーブレイク
汲み取り場の横に休憩スペースはあるのですが、おそらく以前の水害で影響を受けていて使えそうもありませんでした。
山間の水源なのでしょうがないですが、球磨地方にはまだまだ災害の爪痕が残ってますしね。
今回は水源のそばのスペースを利用して、コーヒーブレイクとしました。
偶然なのか私が水源に訪れた際は誰もいなくて、一人でコーヒーの準備をしていたら、一台の車がやってきたのですが、水源の水で車を水拭きして去っていきました。。。
未だに謎な出来事です。。。
先ほどにも書きましたが、行き交う車も少なく自然のど真ん中で飲むコーヒーは本当に格別です。
聞こえてくるのは、そよ風で動く葉の音と鳥の声くらいです。
こんな環境で飲むコーヒーなので、水がおいしいのは確かですが相乗効果が働いてすごくおいしく感じます。
水自体は柔らかいので、直接飲んでもホッとしますし、コーヒーで飲んでもホッとしました。
【まとめ】八代地方の恵み「さくらの雫」でした
熊本の水源というと、白川水源や菊池水源などが有名ですが、八代・球磨地方にもかなり素晴らしい水源が多く存在します。
そして、山間部の自然も数多くあるので水源が素晴らしいのは納得がいくところです。
ただ2020年の球磨川の水害があり、被害にあわれた地元の方々は大変なのも事実です。
今回、山林を走ると小川などと並走する道も多くありました。
片側交互通行や立入禁止などもあり、被害の大きさを実感しました。
写真などを撮ろうと思ったのですが、写真を見ることで辛い思いをする方が居るかもしれないと思い、ブログへの写真掲載はしないことにしています。
こちらの水源は、その水害の影響を最小限にとどめた奇跡の水源だと思います。
これは地元の方が常日頃から守り続けご苦労された証だと感じます。
このような水源がいつまでも残ることが一番ではないでしょうか。
総合評価:76/100点
私が訪れたのは、5月末でした。桜の季節に訪れれば、名前の通りで道沿いには300本程の桜が植樹されていて、桜並木の道となり花見スポットとなるようです。
もし、機会があれば桜の季節にもう一度訪れてみたいもんです。
気になった方は、ぜひチェックしてみてください!!
追伸
この水源巡りのブログでは、「立つ鳥跡を濁さず」「来た時よりも美しく」を進めています。
いっけん豊かな水源は、湧き続けていて無限の資源のように感じるかたもいるかもしれませんが、水は大事な有限な資源です。
もし、このブログを読んで水源に興味を持たれた方がいたら、ぜひ落ちているゴミも持ち帰っていただけると嬉しいです。
皆さんで自然の恵みである水源を楽しんで維持していきましょう!
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